4週間のバカンス取得や有給休暇全消化が可能なドイツの労働環境

先日見つけたこのニュース。ドイツの労働環境についての記事だ。


「仕事が残ってても休みます」経済大国ドイツの人の働きかた
http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/31/germany-how-to-work_n_4700160.html

記事によるとドイツの労働環境において、

  • 4週間のバカンスが取得可能
  • 年間30日の有給休暇を全消化可能
  • 病欠用に通常の有給とは別の休暇がある(こちらも有給)
  • フレックス制度により7時出社、15時退社が可能

といったことは珍しくないようで、日本人の奴隷並の労働環境に慣れ切っている身からすると羨まし過ぎてたまらない。言葉の問題さえなければ今すぐドイツに引っ越したいくらいだ。



4週間のバカンスと有給30日を合わせると1年に2ヶ月も休めることになる。これだけ休めるのは

  • 上司が部下の仕事量をしっかり管理している
  • 仕事が属人化しておらず共有されている
  • 仕事の担当者がきっちり分かれている
  • 効率化を行うことが評価に繋がる
  • 1室に2~3人しかいないので仕事に集中できる
  • お客さん相手に「担当者が休みで不在だから○週間待って。」が通じる(お互い様の精神)

の様に仕事のやり方が効率化&合理化されていることが理由のようだけど、特に重要なのは上司がしっかりと部下の仕事を把握し各社員が休めるように仕事量の調整を行っている点と、お客さん側が担当者の不在により長期間待たされることを許容してくれる点だ。

日本においては上司が各個人の仕事量を把握せずに仕事を振りまくるので休みを取るどころか毎日残業三昧なんてことは極々ありふれた光景だし、担当者がいないと烈火のごとくブチ切れるお客さんも珍しいものではない。最近では相手が休みかどうかなんてお構いなしに何かあったら即携帯電話に連絡をすることもごく当たり前となってしまっている。



休日に対するドイツと日本の考え方の違いとしては、「日本の労働時間が海外に比べて長い理由」で書いた内容と同様に、ドイツでは「人生の時間 – 休暇時間 = 仕事の時間」であり、日本は「人生の時間 – 仕事の時間 = 余暇時間」であるのだと思う。加えて、「自分が休みを取りたいから相手が休みを取ることを許容しよう。」というお互い様の精神があるからこそ、年に2ヶ月も休むことができるのだ。

日本で同じように長期休暇を取得しようと思ったらまずは仕事に対する根本的な考え方を改める必要がある。さもなければ、いくら定時退社日を設けたり効率化を進めてみたりしたとしても、100年たっても日本人がバカンス取得や有給休暇フル消化を実現することはあり得ないだろう。



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