「朝型勤務にも残業代が発生する!?」ってそんなに驚くことなのか

まずはこちらをご覧頂きたい。

朝型勤務にも残業代が発生する!?残業代請求の基礎知識【弁護士が解説】
http://roudou-sos.jp/asazangyou/


2015年の7月1日から国家公務員が朝方勤務をして夕方は早めに帰宅してゆっくり過ごすという「ゆう活」の説明から入り、「朝方勤務に残業代は発生しないのか?」という疑問点(ということになっているらしい)への解説が行われている記事だ。

単に残業と言ったら就業後に会社に残って仕事をすることを暗黙的に指すので「朝方勤務=残業」というのが直感的にイメージしにくいというのは確かにわかるけれど、残業は時間外勤務なのだから法定労働時間の8時間/日を超えた分については当然残業代(とうか割増賃金)の支払対象になる。

それをさも「実は朝に早出しても残業代が出るんです!みんな知らなかったでしょ!?」と言わんばかりの内容の記事であることに正直なところ違和感を覚えずにはいられない。まあ、それほど「残業=就業時間終了後」というイメージが日本人の中に固まっているということなんだろう。

確かに義務教育を終えるまでに労働基準法(あと残業代とは無関係だけど労働安全衛生法)について学ぶ機会が一切ないせいで「教わってないから知らない。」という状態なのだろうけど、自分の生活の礎となる労働に関する権利について何も知らないという状況はちょっとマズいんじゃないかと思う。

そんな状況だから

  • 「(大した裁量もないのに)店長だから残業代がでなくて当たり前」
  • 「理由次第で有給を会社に却下されても仕方ない」
  • 「代わりの人材を見つけるまで退職することを許してくれない」

といったそもそも違法行為である問題に悩まされる人が多いのだろう。

図書館に行けば労働基準法についてイラスト入りの分かりやすい本は必ずあるはずなので、それを借りればすぐに勉強できるのだから、現状に何らかの疑問を抱いている人には是非一度読んでみて欲しいと思う。自分の悩みが労働基準法上でどのように解釈されるのかがわかれば、対処もしやすくなるだろう。

ちなみに、僕は労働基準法関連の本を読んで初めて法定労働時間内の残業(定時が9~17時なら18時までの1時間、法定内残業)に対する賃金は割増でなくても良いということを知った。



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