妥協を恐れない仕事術

仕事は対価として給料を貰っているのだから、やるからにはしっかりと結果を残さなければならない。


しかし、だからといって成果を出そうとするあまりのめり込みすぎて仕事に時間を費やし過ぎるのは良くない。何故なら、多くの場合いくら仕事に時間を費やしたところで終わりに到達することはないからだ。



例えば、数種類の資料を100部印刷してそれらを100通の封筒に詰めるという仕事であれば資料を封筒に詰めた時点で完了するのであまり関係ないかもしれないが、会社員の仕事としては封筒に詰める資料を作る機会の方が圧倒的に多く、この場合は資料に載せる内容は決まっていたとしても読みやすさを考慮して言い回しを始め、レイアウト・文字の大きさ・色使い・イラストや写真の有無等に拘りだしたらいつまでたっても終わりはやってこない。

一旦拘りだすと延々と資料作成に時間を費やすことになり、結局仕事が終わるのは資料の作成期限(もう提出しなければならないから仕方なく終わりにするしかない)ということも珍しい話ではないと思う。他に仕事を一切抱えていないならいくらでも時間をかけて良いかもしれないが、普通は幾つもの仕事を並行して処理していかなければならないので、あまり細かいところには拘り過ぎずに適当なところで妥協するのが懸命だ。



個人的には、理想とするところの60~70%くらいの完成度で仕事を終えればとりあえず問題ないのではないかなと考えている。もちろん、上記の例のような封筒詰め100通が70通しかできていなかったり、お金の計算をしているのに一部金額が合わないところがあるとか、そういうのはそもそも仕事が完成していないのでマズいけど、資料作成等の場合は明確な終わりがないのだからとりあえず伝えたいことが相手に伝わるレベルに到達していれば、それ以上は手を抜いてもOKだと思う。

そもそも、常に100%の完成度が求められる仕事というのはそうそう多くない。多少レイアウトがおかしかろうが多少誤字が混じっていようが、資料として使えるレベルであればそれ以上時間をかける必要性は全くないのである。重箱の隅をつつくことが大好きな上司からは後で注意を受けるかもしれないが、適当に聞き流しておけば良いだろう。



残業や休日出勤が常態化している会社で働いている人にとっては、この妥協を恐れない仕事の仕方はとても重要だと思う。残業や休日出勤に慣れていると仕事の時間が30分や1時間延びても「まあ、少しくらい良いか。」と安易に考えてしまいがちだけど、その積み重ねが長時間労働を招いてしまう。

だからこそ、より一層妥協することに注力して仕事をこなさなければならない。



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