期限までに無理やり目標を達成しようとするから大きな負担が生じる

仕事や学生時代の部活において「締め切り(or インターハイ、etc)は○月○日だからそれに向けて頑張ろう!」というようなフレーズをよく耳にする。定められた期限で目標を達成するために、目標と現状との差を埋める必要があるのだから極々自然な発想に思える。

ただ、こういった期限から逆算して日々の活動内容を決めるようなやり方は目標達成への道筋としては間違っていると感じる。

というのも、期限というのは「目標に到達するまでに乗り越えなければならない課題を解決するために必要な時間を積み上げていった上で決まるものだからだ。「目標を達成するまでにはAとBとCという問題を解決しなければならない、そしてA・B・Cの解決にはそれぞれに○時間かかる、だから目標に到達するまでには○時間必要だ。」というのが正しい期限設定のやり方なのである。

しかし、現実的には仕事でも部活でも定められた期限までに目標に到達できるように努力をしなければならないケースが圧倒的に多い。仕事における長時間労働が原因の過労死やうつ病、部活におけるオーバーワークによる故障や無茶な指導による体罰などは正にその典型だと思う。

先に期限を決めたからといって各々の課題解決に要する時間が短くなるわけではないので、その場合はどこかで無理をしなければならなくなってしまうのは始める前から明らかだ。課題解決に要する時間を積み上げていった結果、期限にどうしても間に合わないようであれば諦める潔さも必要だ。仕事であれば納期を遅らせるよう顧客に頭を下げる、部活であれば優勝ではなくベスト4に入ることを目標にするなど対応は色々と考えられるだろう。

このあたり、管理職や顧問がもっとしっかりとその責任を果たしてくれれば良いのだけど、なかなか上手くはいかない。



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