意思決定者が明確でない場合は仕事が圧倒的に非効率になる

日本の会社の仕事のやり方が非効率的であることはとても有名な話だ。有給の取得率が低く労働時間が長いにも関わらず、日本よりも有給取得率が高く労働時間が圧倒的に短い国に国民一人あたりのGDPで完敗しているのがその証拠だ。

世界の一人当たりの名目GDP(USドル)ランキング
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こんなにも効率が悪い理由としては長時間労働が祟って労働の質が下がっているから、自動化できることをわざわざ手作業で行なっているから、など様々なものがあるけれど、今回僕が注目したいのは一人で意思決定できないために仕事の進め方が決まらず効率が大幅に落ちてしまうという点である。

仕事というのはお客さんあってのものなので基本的にはお客さんの要望を叶えるように進めなければならない。お客さんが個人であればその人ひとりの意見を聞けば仕事の進め方も決まるのだけど、お客さんが団体(法人等)の場合は担当者が一人であってもその担当者の後ろには上司がいる。その場合、担当者と上司で意見が食い違っていると要望が定まらない(仕事の進め方も決まらない)ため、その間の仕事は完全に止まってしまう。

また、いざお客さんとしての要望が固まったとして、それを自社に持ち帰ると今度は自社内で仕事の進め方について上司に相談をしなければならない。このときに同じく社内で意見が食い違ってしまうと仕事の進め方が定まらないため、方針が定まるまで仕事は完全に止まってしまう。

お客さん側と自社側のそれぞれについて書いたけれど、両者に共通しているのは複数人で意思決定を行わなければならない仕組みのせいで仕事の効率が落ちてしまっているという点だ。人が増えれば増えるだけ意見や考え方も増えるので食い違いが生じるのは極々自然な話だ。

この意見の食い違いを解消するには、担当者の権限を大きくし担当者の判断のみで仕事の進め方を決めることができるような仕組みにすれば良い。そうすれば担当者同士で話をするだけで仕事の進め方が簡単に決まるので仕事のスピード感は圧倒的に増すだろう。

報告・連絡・相談のホウレンソウは大事なことだけど、何でもかんでも上司の判断を仰がなければならないのは圧倒的に非効率だ。意思決定者を明確にすることで仕事が驚くほど効率化するのは間違いないだろうと思う。



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