公務員ランナーの川内優輝選手こそ理想のサラリーマン

公務員ランナーとして有名な埼玉県職員の川内優輝選手が、2013年2月3日(土)に行われた第62回別府大分毎日マラソンで見事優勝した。

【別府大分毎日マラソン】川内 中本とのマッチレース制し大会新記録で初優勝
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130203-00000088-spnannex-spo

市民ランナー川内が優勝 別大毎日マラソン
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/other/627345/

しかも、ロンドン五輪代表の中本健太郎選手との競り合いを制して2時間8分15秒の大会新記録を叩き出しており、正に完璧な勝利であると言える。

川内優輝選手は実業団に所属することなく独力でマラソンのトレーニングを行なっているということで以前から話題になっていた。練習環境が整っている実業団所属の選手と比較すると川内優輝選手は圧倒的に不利なように思えるが、そういった環境の差をものともせず結果を出しているところが純粋に凄いと感じる。

そして、川内優輝選手のように本業のサラリーマンをこなしつつプライベートな時間を使って好きな事に打ち込むことができる人生が理想である、と僕は思う。

実業団に所属するなどして収入が保証される形で競技に打ち込むことができる人はほんの一握りしかいないのが一般的で、その他大勢の人達は高校や大学を卒業した後は就職をしてサラリーマンとして働かなければならない。また、仮に実業団に所属するだけの実力がある選手であったとしても、選手を引退した後のこと(指導者などの職が得られる人は多くない)を考えて実業団には進まずに普通のサラリーマンになってしまうということも珍しい話ではない。

このような場合、どちらの道を進むことになったとしてもサラリーマンとして働き出した時点で競技で結果を出すことは諦めざるを得ない。というのも、サラリーマンになるということは大抵の場合は仕事中心の生活を送らなければならなくなってしまうことを意味するからだ。仕事漬けの毎日でまともに練習ができなくなってしまったら第一線で活躍する選手として生きていくことは到底不可能だ。

その点、川内優輝選手は実業団に所属しないで普通にサラリーマンとして働きながら競技に打ち込むことができているので毎月の収入に関して心配することはないし、選手を引退した後は普通にサラリーマンとして生きていけば良いだけなので将来について不安抱える必要もない。

もちろん、実業団に所属して選手として大活躍した上で引退後はその道の指導者として生きていくことができれば万々歳なのかもしれないが、そういう人生を送ることができる人間は極々僅かである。そういった事情を考慮すれば、それ以外の人間にとっては川内優輝選手のようにサラリーマンとして働きつつ選手としても活躍し、引退後は普通のサラリーマンになる、という人生が理想であると言える。

これは何もマラソンに限った話ではない。どのような分野であっても、日中はサラリーマンとして働きプライベートな時間を使って好きなことに打ち込むことができる人が増えることが理想だ。そうすれば、川内優輝選手のようにトップレベルでの活躍を目指す人はもちろん、趣味として何らかの活動に取り組みたい人も生活の質の向上が大いに期待できる。僕を含めた一般人にとってはそれは非常に大きなメリットだと思う。

しかし、先に述べた通り、現実的にはサラリーマンとして生き始めた時点で仕事に忙殺されてしまい、自分の好きなことであっても十分に楽しめない場合が多い。今後少しずつでもサラリーマンの働き方が見直され、川内優輝選手のように本業をこなしつつ自分の好きな事に打ち込むことができる人が珍しくないような世の中になって欲しいと思う。

※今回の記事に出てくる”サラリーマン”は”給与所得者”という意味で公務員も含むものとして解釈して下さい。



   スポンサーリンク