仕事の準備や着替えは勤務時間内に堂々と行うべき

質問サイトの発言小町にて始業時刻の1時間前に出社している社員が
「30分前に出社する新入社員なんてアリですか?」
とご立腹だ。

この社員が言うには、仕事の準備に1時間かかるが新入社員が来るのが遅いため
1時間早く出社している自分が準備を全てしなければならなくなってしまうことが
非常に不満らしい。
(部署にはこの社員と新入社員の2人しかいないとこのこと。)


仕事の準備に毎日1時間なんて一体何をしているのか(また、本当に必要なのか)が
全くわからないけれど、結論から言うと
最高裁にて「仕事の準備は仕事である」とする判決が出ている。

※三菱重工長崎造船所にて始業時刻後に着替えを行なっていた作業員が
そのことを理由に懲戒処分を受けたり、不利な業務評価が行われた件において、
最高裁判所は「着替え(仕事の準備)も仕事である。」との判決を下した。
 詳細はこちら(裁判所ウェブサイトへのリンクです。)


なので、いくらこの社員が感情的に「新入社員が来るのが遅い!」と訴えたところで
新入社員が始業時刻の1時間も前に出社しなければならない理由なんてない。

同様にこの社員も仕事の準備のために早く出社する必要なんてないんだから
1時間も早く出て来ずにもっと家でゆっくりしていれば良いだけの話だ。


それでもどうしても新入社員を1時間早く出社させたいのであれば
その1時間を時間外労働とすれば良いのではないか。
(時間外労働はあくまで例外なので恒常的になってしまうのは良くないし、
 もちろん時間外手当ては支払う。)

そうすれば、意味もなく早く出社させようとする先輩のうるさい指導ではなくて
正式に業務命令になるわけだから新入社員も出社せざるを得なくなる。

時間外手当ては支払いたくないけれど新入社員を早く出社させたい、なんて
そんな都合の良い話があるわけがない。

出社させたいなら賃金を払う、賃金を払いたくないなら出社を強要しない、という
極々当たり前のことをこの社員にはを意識して頂きたい。
(というか、ただの社員であるにも関わらず新入社員に早出を強要するなんて
 いかにも社畜という感じだ。)


今回たまたま質問サイトで話題になったようだけど、
日本全国どこの会社でも似たような話はあるんだろう。

仕事の準備に限らず、職場の掃除なども始業時刻より早く出社してやるべき、
という理論がまかり通っているはずだ。

僕個人の意見としては、仕事の準備だけでなく職場の掃除も就業時間内に
行うべきだと考えている。


会社に勤めていなければそもそも職場に行く必要がないので
その場合には職場の掃除をする必要が全くない。

逆に言うならば職場の掃除が必要になるのは会社に勤めているからであるので
「職場の掃除は仕事である」と考えるのは極めて自然だ。


もし、あなたが毎日早く出社して仕事の準備や掃除をしているのであれば
明日からは定時ギリギリに出社してそれからゆっくりと準備や掃除を始めるようにしよう。

それはあくまでも仕事の一部なんだからもっと堂々とするべきだ。



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