「社会人なら体調管理も仕事のうち」とか言うけれど

冬期間の交通安全についての講話

先日、交通安全に関する講話を聴く機会があった。

僕が住んでいるのは雪が降る地方なので本格的に冬を迎える前に
交通安全意識を高めましょう、というのがきっかけだ。

わざわざ警察署から職員が来てくれて近年の交通事故の発生状況や
どんなときに交通事故が起きやすいか、交通事故を回避するポイント等について
非常に丁寧に説明をして頂いた。

僕は自分の運転があまり上手くないという自覚があるので
普段から安全には気を付けていて無茶な運転はしないけど、
それでも改めて話を聴くと非常にためになった。


「仕事中でも車を停めて休んで下さい。」ってそれはちょっと無理w

講話の中で印象的に残った言葉がある。

「眠気は事故の元。
 眠くなったら無理をせずに車を停めてしばらく休んで下さい。」

仕事の関係で講話を聴いていたので「それはさすがに無理だろw」と
思わず心の中でツッコミを入れてしまった。

多分、会場にいる僕以外の大勢の人も同じ事を思ったに違いない。


仕事中だと眠くなったからと言って車を停めて一眠り、というわけにはいかなので
交通事故を防ぐためには日頃からしっかりと睡眠をとるのが
一番効果的な対策ではないかと僕は思う。


社会人なら体調管理もして当然という風潮

ただ、それにはひとつだけ大きな問題がある。

残業で帰宅が夜遅くになった場合はどんなに頑張っても
十分な睡眠を確保できない可能性が高く、また、日本において
多くの場合は残業で帰宅が遅くなることが普通という点だ。

個人的に交通安全意識を高めてしっかり睡眠をとろうとしても、
仕事の都合で帰宅が遅ければ個人の努力ではどうにもならない。


もし連日の残業が原因で日中に居眠り運転をしてしまい
事故を起こした場合は一体誰のせいになるのか?

おそらく居眠り運転をして事故を起こした社員の責任になるはずだ。


よほど大きな事故になれば話は別なんだろうけど、電柱に軽くぶつけた、とか
その程度の規模であれば

「社会人たるのも体調管理も仕事のうちなのでできて当然。
 それができていない社員が悪い。」

ということで片付けられてしまう可能性が非常に高い。


まずは会社のシステム作りをするべき。話はそれからだ。

僕は常々思っているけど、「体調管理も仕事のうち」という言葉には
全く納得がいかない。


ハードワークによる居眠り運転に限らず、無理が祟って風邪を引いてしまった場合も
同じように「体調管理も仕事のうち」と言われがちだけど、
そんなことを言うのであればまずは残業をなくしたり、もしくは社員ひとりひとりに
自由に出退勤の時間を調整できるような権限を与えるくらいのことはやって欲しい。

というか、そもそもいくら体調管理に気を使っていても体調を崩すときは崩すので
体調については誰に責任があるとかの話ではない。

社員の誰かが体調を崩しても仕事が滞ることのないシステム作りをすることが
会社としての責任ではないかと思う。



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