アルバイトの高校生にも劣る「経営者視点」について

ありがちな「経営者視点を持て!」というありがたいお言葉

「仕事とプライベートのオンオフを切り替えるのは仕事ができないダメな奴がやることだ。
 24時間365日、常に経営者視点を持って仕事のことを考えるようにしろ!」

僕は以前働いていた会社の社長からこのようなことを言われたことがある。

実際に言われた言葉を一字一句詳細に覚えているわけではないが、
ニュアンス的には上記のような感じで間違いない。


それを聞いた僕が

「なるほど!確かに社長の言う通りだ!
 これからは仕事のことを常に頭に入れながら生きていかなければ!!」

などと思ったということは当然ながらあり得ない。

真っ先に思ったことは

「それなら24時間365日分の給料をよこせ。」

ということだった。


程度が低すぎるその経営者視点は必要なのか?

その時点で僕は8時間分×20日分の給料しか貰っていなかったので、
24時間365日を仕事に費やさなければならないのであれば、
当然給料も24時間365日分が支払われるべきであったが、
翌月以降の給料明細を見ても給料が上がっている様子はなかった。

わかりきっていたことではあるけれど
社長としては24時間365日分の費用を支払うつもり等なく、
以前と変わらぬ給料で僕を24時間365日こき使おうとしていたわけだ。


人を仕事で拘束しようとすればその分の賃金を支払わなければならないのは
アルバイトをしている高校生ですらわかる。

にも関わらずそれをしなかった社長の「経営者視点」とやらは
かなり程度が低いのではないか。
(社員に賃金を支払わずに仕事をさせることができるのであれば
 会社経営素人の僕でさえそれなりにやれそうな気がする。)


「経営者視点を持て!」ということは社長と同様の考え方をしながら仕事に取り組め、
という意味なんだろうけど、そんな程度の低い「経営者視点」を持った人間を
増やしたところで会社の業績が上がることなんて期待できたのだろうかとかなり疑問に思う。



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