超絶ホワイト企業な未来工業。創業者山田昭男氏の理念について。

超絶ホワイト企業である未来工業という会社をご存知だろうか?どれくらいホワイトなのかは以下の通り(採用ページより引用)。

当社は、社員の「やる木」を育てることを経営の柱にしています。

一日の大半を過ごす会社で、何から何までがんじがらめでは、社員はそんな会社のために努力しようという気が起きてくるはずもありません。

そのため、当社は、外せる制約はできるだけ外そうと考えています。

具体的には、作業服は自由にしました。1日の労働時間は7時間15分、年間休日日数は約140日という日本有数の休みが多い会社です。

ところで、個人の能力はまちまちです。個々人の能力に差があるのは仕方ないことですが、各々が持っている能力を100%発揮して、皆が力を合わせていくことが大切だと考えています。

また、社員はプラス思考をすることが大切だと考えています。経験則もないのに「もしも?・・・」というマイナス思考は禁句です。先ず、実行し、その先で万一問題点が発生した時にはその改善をする考え方が、会社発展の基本線です。

そして、何よりも、社員の自主性を尊重します。
http://www.mirai.co.jp/recruit/index.html

労働時間が7時間15分ということは8時45分始業であれば17時には退社できる(残業禁止)し、年間休日140日というのは有給休暇を覗いた日数らしいので、有給休暇(10~20日くらい?)を足せば150~160日も休めることになる。これをホワイト企業と言わずしてなんと言おうか。

また、労働時間や休日数だけでなく、他にもホワイトな要素が充実している。

  • 営業のノルマ禁止
  • 残業は一切禁止
  • 時間内に業務を終わらせるため考えなければならない。常に課題をもつことで仕事への提案力も増す為
  • 上司が部下に思想ややり方を押し付けることはNG
  • 従業員はすべて正社員
  • 改善提案制度 -提案を出せば500円、いい提案なら最高3万円
  • 5年に一度の会社全負担の海外への社員旅行
  • 年間休暇140日 (有給休暇除く)
  • 社員旅行でクイズ50問に正解したら半年間の有給休暇を与えられる
  • 育児休暇3年
  • 社員の平均年収600万
  • 上司への「ホウレンソウ(報告、連絡、相談)」禁止
    「常に考える」が会社のモットー。
    その為ホウレンソウ禁止は、1人ひとりが自ら考える自発性を重視した結果。
http://matome.naver.jp/odai/2133954022908740001

ブラック企業に勤める社畜に聞かせたらショックで卒倒しそうな内容だ。ブラック企業が蔓延る日本社会で毎日身を粉にしてに働かなければならない労働者にとっては未来工業はまさに桃源郷である。

では、なぜ未来工業はこんなにもホワイトなのだろうか?それは、未来工業創業者の山田昭男氏の理念によるところが非常に大きい。

  • バブル崩壊後、多くの会社が、正社員を派遣社員やアルバイトに切り替えてコストを下げようとしたでしょ。だけど、それで会社が儲かるようになったのか、って聞きたいですよ。人間(社員)を「コスト扱い」するな、ってね。
  • 鞭(ムチ)が無くとも社員は働く。それを知らないのは“無知”
  • 社長の仕事というのはね、社員を幸せにして、「この会社のためにがんばろう」と思ってもらえるような『餅(インセンティブ)』を与えること。社員がヤル気を出して会社が儲(もう)かれば、分け前をまた『餅』にする。それだけだよ。
http://matome.naver.jp/odai/2133954022908740001

人件費を下げるために正社員をリストラし、派遣社員等の非正規に切り替えた上で正社員登用をエサにして罵声を浴びせながら非正規職員をこき使うブラック企業が圧倒的多数を占める中で、山田昭男氏は180度逆の考えを持っている。労働者に餅(正社員の身分や良好な職場環境)を与えれば、鞭を与えなくとも労働者は会社のために頑張ってくれると確信しているのである。

この点には僕自身も完全に同意だ。いま働いている会社は割りと働きやすい環境なので仕事嫌いの僕でも自然に仕事を頑張ろうかなという気持ちになることがある(ただ、最近は繁忙期で残業が多すぎるためそんな気持ちは失せてしまった…)。以前働いていた会社は常にストレスフルな環境で仕事を頑張ろうなんて気持ちは微塵も湧いて来なかったことを考えると、山田昭男氏が考える通り、社員のやる気を上げるために職場の環境というのは非常に重要なことなのだ。

「不景気だから。」の一言で労働者の待遇をひたすら悪くするだけの経営者や、人を人とも思わないブラック企業の経営者には山田昭男氏の爪の垢を煎じて飲んで頂きたいものである。



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