体罰部活とブラック企業は有能な人材を逃す可能性に気付くべき

6月11日(火)の朝のNHKニュースの中で、元プロ野球選手の桑田真澄氏が登場した。文部科学省主催の「暴力によらないスポーツの指導方法」について検討する有識者会議に出席し意見を述べた際の映像だった。

桑田真澄氏は自身の野球人生で練習中に暴力を受けたりトレーニング効果を無視した過度な練習を強制されたりした経験から、暴力を行わない指導と選手の怪我を防ぐ環境整備の重要性を常々説いており、今回の有識者会議の中でも同じ指摘を行なっていた。

桑田真澄氏が述べていた意見は以下の通り。(ニュース記事があったのでそれも合わせて紹介したい。)

桑田氏 暴力否定してけが防ぐ環境整備を
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130610/k10015206151000.html

「小学校時代は、練習のたびに体罰を受け、殴られない日はなかった。自分の野球人生を振り返ったときに、私より体格や技術に優れた選手はたくさんいたが、体罰や長時間練習などで、肩や肘、腰、膝を壊して消えていった」

プロ野球で活躍した桑田真澄氏が優秀だと認めるのだからよっぽど優れた選手だったのだろう。そう考えると野球以外のことが理由で優秀な人材を野球界から失ってしまったのは非常にバカげた話だと思う。日本の野球界にとってどれだけの損失があったのかは計り切れないことだろう。

同じことがブラック企業にも言えるのではないかと思う。仕事の内容そのものは好きで能力も高い労働者がいたとしても、パワハラや長時間労働が原因で会社に嫌気がさしたり体を壊すなどして会社を辞めてしまう、もしくはその業界から去ってしまうということはままあることだと思う。そうなってしまったら会社にとっても業界にとっても大きな痛手だろう。

暴力や過負荷なトレーニングを行うスポーツの指導者とパワハラや理不尽な仕打ちを行うブラック企業は両者とも自分が正しいと信じて疑わない点ので非常に質が悪い。そういった人達にはその馬鹿げた行いに早く気が付いてもらいたいと思う。



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