シマウマが輸送中に急死した札幌市円山動物園はもはや限界

同居訓練中のマレーグマが亡くなった事件が記憶に新しい札幌円山動物園にて、今度はグラントシマウマが亡くなる事件が発生した。

シマウマ「飛馬」輸送中に急死 札幌・円山動物園
http://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20150824-00010001-doshin-hok


10月下旬オープンの新施設「アフリカゾーン」までの約400mを輸送箱に入れた状態で運んだところ、箱の中で倒れこみそのまま亡くなったようだ。

グラントシマウマが急死した状況

普段の健康状態は良好だったようなので、輸送のタイミングでたまたま持病が悪化したなどは考えにくい。

円山動物園内のコンテンツによるとグラントシマウマは警戒心が強い動物であり、動物舎の前を作業車が通ったり、ちょっとした物音でも過剰に反応して走り回るようなので、輸送という非日常的なイベントが行われる歳には最新の注意が必要となるはずだ。

グラントシマウマ
https://www.city.sapporo.jp/zoo/b_f/b_08/db147.html

死因は調査中のようだけど、輸送箱の中に入れられて十分に動けない状態で輸送作業にストレスを感じ、興奮状態になってしまったのが死亡に至る何かを引き起こしたのではないかと思われる。

努力だけでどうにかなる問題ではない

先日の記事では、マレーグマの死亡事故の他にも数件の死亡事故が発生している原因について、

  • 職員の知識・経験不足
  • 人員不足
  • マニュアルの整備不足

などが考えられるのではないか?と書いたが、短期間に死亡事故が何件も繰り返していることから少なくとも職員の知識・経験不足はほぼ確定と言えるだろう。

知識だけは座学の研修を受ければ短期間で身に付くかもしれないが、実際に動物を扱う経験は一朝一夕に何とかなるものではないので、もはや努力だけで今すぐ何とかなる問題ではなくなっている。

閉園も視野に入れた職員教育の徹底を

再発防止のためには、人員増(できれば獣医師の増員)やマニュアルの整備の他に専門家を講師とした徹底的な研修が必須となるだろう。いくら人が増えても素人が増えたのでは全く意味がないからだ。

日常業務の片手間に勉強をしていたのではどちらか一方(もしくは両方)が疎かになって状況が改善されない可能性もあるので、いっそのこと一旦無期限で閉園してしまうのが懸命だろう。動物園の利用者にとっては残念なことだけど、動物園の存在が原因で動物が亡くなることは絶対に避けなければならないので止むを得ない。



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