死にたいほど辞めたい仕事や会社に殺される前に

仕事を辞めたいと思っている人は多いと思う。すし詰め状態になった通勤電車内のサラリーマン達の鬱々とした表情や雰囲気を見れば「あ、みんな仕事が嫌なんだな。」というのは一発でわかる。連日の残業や労働者としての範囲を超えた責任の重圧に参っている人が多いのだろう。


しかし、ただ単に仕事を辞めて解放されたいというレベルを超えて、「仕事を辞めたい」が「死にたい」に変わってしまっている人にはちょっと待ってと言いたい。

僕自身、仕事のストレスや疲労が限界を超えていた時期に、仕事を辞めたいという気持ちが強くなりすぎて「死にたい」と思うようになってしまったことがある。僕の場合は死にたいとは思っても積極的に行動に出ることはなかったけど、それでも通勤や帰宅時の電車がホームに到着するときなどに「誰か突き飛ばしてくれないかな。それなら自殺じゃなくて事故だから世間体も悪くないし。」といったことをずっと考えていた。

よく考えたら、いや、よく考えなくてもわかるけれど、当時はかなり異常な考え方をしていたなと思う。仕事を辞めたいなら単純にその仕事を辞めれば良いだけの話であり、何故、「仕事を辞める=死ぬ」という発想になっていたのか今は全く理解できない。どう考えても「仕事を辞める=死ぬ」は飛躍し過ぎである。



百歩譲って、仕事を辞めることで降り掛かってくる新たな問題(次の仕事が見つからないかもしれない、貯金がないから生活できない、家族を養えないかもしれない、家や車のローンの支払いが滞る、等の特にお金が絡む問題)が解決できそうにないからどうせなら死んで全てから解放されよう、という点は理解できなくはない(僕の場合は、次の仕事のことや会社の寮にいたので住む場所についての問題があった。)。

ただ、どうせ死ぬと決めているなら、死ぬ前に先に会社を辞めて好きなことをして無一文になってから死んでも遅くはないと思う。今まで仕事漬けの毎日だったのだから、死ぬ前にパーッとやるのも悪い話ではないだろう。もし、サービス残業をしまくっていたのならば仕事を辞めた後に会社に残業代を請求すればまとまったお金が手に入る可能性もある。そうすればもう少し人生を楽しめるかもしれない。



人それぞれ事情があり、その人が抱えている問題を僕が代わりに解決できるわけではないので、僕の口から軽々しく「死ぬな」とは言えない。あらゆる可能性を考え抜いた末に死ぬという結論しか出せないのであればそれは本人が決めることである。現実問題として、死にたくなるほどブラックな職場環境や日本社会の労働信仰が簡単に綺麗サッパリなくなるわけではないので、他人がとやかく言える問題ではない。

しかし、「会社を辞めるために死のう」と考えているのであればそれに対してはちょっと待ってと言いたい。会社を辞めることと死ぬことは全くの別問題なので切り離して考えるべきである。とりあえず仕事を辞めてからあれこれ考えて、それから結論を出しても遅くはないはずだ。



ちなみに僕の場合は、当時の会社を辞めてとりあえず生きている。今現在の生活に全く不満がないわけでもないし、これから解決しないといけない問題も色々あるけれど、まあまあ何とかなった方だと思う。



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