「脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法~」(著:日野瑛太郎)の感想

今更ながら、「脱社畜ブログ」で有名な日野瑛太郎(電脳くらげ)氏の「脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法~」の感想について。

本自体は発売が告知された直後にポチったし発売後に手元に届いてからすぐに読み終わったのだけど、感想を書こうと思いつつも先延ばしになっていたので労働問題を取り扱う本ブログとして一度内容について触れておきたいと思う。




「脱社畜の働き方」は全5章の構成になっており、第1章「日本の職場は理不尽なことばかり」と第2章「社畜にならないための考え方」については、日野氏のブログと同じように章題の内容について問題提起等がなされている。

ほとんどブログと同じ調子であるため(かといってブログの過去記事の焼き直しではない)、とりあえず細かいことについては割愛。ブログを読むときと同じように内容について「その通りだ!」と心の中で激しく同意しながら読むことができた。



第3章は「僕が日本の仕事に疑問を抱くようになるまで」ということで、日野氏の大学(院)時代の働きたくないエピソードに始まり、就活・就職を避けるために仲間達と共にソーシャルゲーム開発を行って起業した際のエピソードが詳細に語られている。ブログではほとんど触れられていなかった日野氏の過去が明らかになるとあって非常に興味深い内容だ。

最終的に起業は失敗に終わってしまうわけだけど、「就職したくない!」という理由で起業しようとする行動力や実際に起業できるだけに技術力を身に付けてしまう点はさすがに東大生だなと感じた。普通の人だったら働きたくないと思いつつも起業なんて夢物語だと諦めて大人しく就職活動に勤しむか、もしくは現実逃避してニート化してしまったりしそうなものである。



第4章は「プライベートプロジェクトのススメ」として、本業と並行して収入を得るための活動について紹介されている。日野氏がプライベートプロジェクトを勧める理由は、会社以外から収入を得ることができれば「会社をクビになったら生きていけない。」という会社に依存し切った生活から脱出でき精神的に余裕ができるから、である。サラリーマンをしていて辛いのは「仕事が嫌で今すぐにでも辞めたいけれど辞めたら食べていけないから仕事を続けるしかない。」という状況なので、そういう状況を打破・改善する方法としてプライベートプロジェクトは非常に良いものだと思う。

日野氏は本業がプログラマーであるため本の中ではプライベートプロジェクトの例としてスマホのアプリ開発やウェブサービスの開発等が大きく取り上げられているが、実は偶然にも僕は今年の7月くらいからスマホアプリの開発を始めており非常にタイムリーであったためで本を読んでいてちょっと嬉しくなった(ただし、僕の場合は開発自体は少しずつ進んでいるものの現時点では公開できるレベルには達していないが・・・)。

なお、ダメなプライベートプロジェクトの例として、受託開発等の納期が発生してしまうプライベートプロジェクトが挙げられている。これについては僕自身が過去にそういったプライベートプロジェクトをやってしまった経験からも本当にオススメしない。こういったプライベートプロジェクトは単なるダブルワークであり、本業が忙しくなると本業とプライベートプロジェクトの2つに追われてストレスも2倍になり禿げ上がりそうになってしまうからだ。



第5章は「脱社畜の未来」であり、日本社会における未来の働き方や仕事について。ベーシック・インカムが導入されれば労働は趣味になる、というのは若干飛躍し過ぎな気がするが、将来的には経済成長に重きをおく仕事の仕方からは脱却して労働時間や労働日数の短縮に向かうべきである、という方向性についてはほぼ同意できる内容だった。



以上、本の内容紹介と僕が本を読んだ感想が混ざり合ってちょっとわかりづらくなってしまったかもしれないが、少なくとも日野氏の「脱社畜ブログ」の内容に共感できるのであれば「脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法~」も同じように読むことができると思うので是非オススメしたい。

脱社畜の働き方 [ 日野瑛太郎 ]

脱社畜の働き方 [ 日野瑛太郎 ]
価格:1,706円(税込、送料込)



   スポンサーリンク